22日午前、宿泊先のホテルで「日本政府は謝罪しろ!」と声を上げたのは、韓国・ソウル市に本部がある政治団体「独島守護全国連帯」の崔在翼(チェ・ジェイク)代表議長(63)ら5人。
同団体によると、日本へ抗議に訪れるのは15回目。今年は日本統治時代に起こした抗議運動(3・1運動)から100周年となるため、崔氏は韓国の民族服を着込んで気合を入れ、血まみれの指を包帯で巻くという手負いの状態で、会見場にいきなり姿を見せた。
崔氏は「関西空港の入国審査に5時間もかかった。どこに行くにも警察の圧力がかかり、軍国主義を思わせる」と、開口一番に当局への不満をブチまける。そして「独島(竹島の韓国名)強奪蛮行を即刻中断せよ」「不法な独島の日(竹島の日) を即刻廃棄せよ」といった日本政府に対する7つの主張を読み上げた。言うまでもないが、そもそも竹島を「強奪蛮行」しているのは韓国だ。しかも「竹島の日」は日本政府ではなく、地元の県議会が条例で制定したもので、日本政府に文句を言ってもしょうがない。