ホーム › フォーラム › syamu総合 › 【仮面ライダージオウ】youtube ドリーム 2014にありがちなこと › 返信先: 【仮面ライダージオウ】youtube ドリーム 2014にありがちなこと
最近のヒーロー番組の兆候としてヒーローの上級国民化が挙げられる
一昔前のゆとり世代のライダー達はストーリーの上では世界を救う戦いをしていたが、それが象徴していたのはクウガでは猟奇犯罪に対する心の平穏、オーズでは手が届く範囲の救済など、決して世界の大問題の解決を図るものではなかった
ジャンプで言えば銀魂とかそんなんである
だがジオウのテーマは王になって世界の大問題を解決しようとする、狂気とも言える高い志を持った少年が主人公である
エクゼイド以降ヒーローの上級国民化はエスカレートする一方であったがついに、極論と言えるヒーローが誕生した
なぜこんな変化が起こったか?
それはsyamuさんの様なギリ健の存在である
彼の夢は叶わないし、誰も幸せに出来ない
仕事は複雑化し、もはや彼にできる仕事はないし、AI失業なるものが現実化すれば彼の様な人間は増える一方だ
アメリカでは男子劣化社会という本がヒットしたが、これはsyamuさんの様な人間が世界の先進国で増えているという報告である
アギトやオルフェノクみたいなもんである
全ての人間が生産的であることはあり得ないし、そんな人間に自己実現を説くほど残酷な事はない
一方で一握りのクリエイティブクラスのイノベーションでギリ健の何百倍もの生産性を得られる様になってきた
ジオウの主人公は王になって世界を救おうとするのは、syamuさんの様な人間が増えていく世界で、民主主義はもはや有り得ないと諦めたからではないだろうか
仮面ライダージオウが暗示する未来社会とは、この様な生産性を持つものと持たない者が二極化する社会におけるヒーローの有り様である
そこでsyamuさんとジオウが出会うこのエピソードは、ジオウが王になろうとする決意を固める重要なエピソードになるに違いない